執筆者 張 漢秀 | 9月 4, 2021 | Uncategorized
低髄液圧症候群、または別名、脳脊髄液減少症、特発性低髄液圧症候群と呼ばれる病気は、何らかの原因で、脳や脊髄周辺を循環している脳脊髄液が減少し、脳の圧が低下することによって起きる病気です。 症状 典型的な症状は、起立性の頭痛です。すなわち、横になっているときには頭痛が起きないのに、座ったり立ったりする姿勢になると、頭痛が起きるというものです。 原因...
執筆者 張 漢秀 | 8月 28, 2021 | 腰椎
Failed backとは、英語で、「失敗した腰」という意味で、腰椎の手術をした後に、症状がよくならなかったり、むしろ悪化したりした状態のことを指します。腰椎の手術は、100%成功するというわけではありませんから、一定の確率で、そのような結果となるのは、ある意味仕方がないことかもしれません。幸いなことに、わたくしのところの手術で、Failed backというような状態になることは、きわめて稀で済んでいます。 Failed...
執筆者 張 漢秀 | 8月 18, 2021 | 末梢神経, 腰椎
腰痛の原因というと、椎間板ヘルニアや、腰部脊柱管狭窄症を思い浮かべられる方が多いと思います。しかし、末梢神経障害による腰痛というものが意外に多いということが、最近分かってきました。腰部の皮膚には、皮膚の感覚を司る「皮神経」と呼ばれる細い神経があります。これらが何らかの原因で筋膜などに癒着したり、瘢痕組織で圧迫されたりすることにより、腰痛を起こすのです。...
執筆者 張 漢秀 | 4月 6, 2021 | 腰椎
固定術の現状 腰痛や下肢の痛みに対して、多くの腰椎手術が行われています。そしてそのうちの多くが、スクリューなどの金属を用いた腰椎の固定術です。 多くの患者さんは、固定術の問題点を知ることなく手術を受けています。無理もありません。多くの医師が、そもそも、固定術の問題点を理解せずに手術を行っているのかもしれないのですから。 こう言うと、かなり過激な発言に聞こえるかもしれません。しかし、これは、私自信が20年以上にわたって、顕微鏡を使った低侵襲な脊椎手術を行ってきた経験から言っていることなのです。 腰椎手術の目的は神経の除圧...
執筆者 張 漢秀 | 11月 3, 2020 | 脊髄空洞症
私は、20年ほど前から、脊髄空洞症の手術を手掛け、約60例の手術経験があります。また、脊髄空洞症の病態についても研究を重ね、論文を書いてきました。本記事では、脊髄空洞症がどのようにして起きるのかについて、簡単にご紹介します。(脊髄空洞症については、私の旧ホームページの記事も参照してください。脊髄空洞症) 本記事の概要 脊髄空洞症とはどのような病気か 脊髄空洞症はなぜ起きるのか?どこまでわかっているのか? 脊髄空洞症のメカニズムで、まだわかっていないこと 1.脊髄空洞症とは...