はじめに
腰部脊柱管狭窄症や椎間孔狭窄症の手術では、腰椎の固定術を勧められることが多いと思いますが、はたしてこれが本当に良い治療法かという点については、専門家の間でも議論のあるところです。私自身は、脊椎手術の専門家として、過去25年以上低侵襲な除圧術を行ってきましたが、固定術が必要になった症例はほとんどありません。なぜこのような違いが生まれるのでしょうか?本記事では、この点について解説し、私が行っている低侵襲な除圧術について紹介したいと思います。概要
- 固定術の歴史
- 固定術の問題点
- 固定術は必要か?
- 低侵襲な除圧術の考え方
- 顕微鏡を用いた低侵襲な除圧術
固定術の歴史
腰部脊柱管狭窄症に対しては、当初、椎弓切除術という手術法が行われていました。これは、脊柱管のトンネルの天井にあたる、椎弓と棘突起部分を切除してしまう方法で、神経の圧迫を取るには有効ですが、問題は、椎弓と一緒に、後方から骨を支える靭帯や筋肉の付着部がなくなってしまうので、脊柱の安定性が損なわれることでした。このため、術後しばらくして、脊椎のすべりは側湾が生じ、症状が再発することが問題となりました。椎弓切除術 脊柱管後方の椎弓と呼ばれる骨を摘出して脊柱管を除圧する
これを防止するために、椎弓切除を行った後に、脊椎の不安定性を防止するため、あらかじめ脊椎を固定して動かなくしてしまおう、というのが、固定術の考え方です。当初は骨移植を行うことで固定を得ていたのですが、近年では、椎体にスクリューを打って金属のボルトで骨を固定することにより、より確実に固定を得ることが主流となっています。
固定術の問題点
今日の、金具を用いた固定術では、ほぼ確実に強固な固定を得ることができます。しかしながら、固定術には、いくつか大きな問題点があります。
運動の制限
一椎間程度の固定であれば、それほど大きな問題はありませんが、多椎間の固定となると、腰の動きが制限されてしまいます。ひどい場合は、日常生活にも支障が出ることもあるでしょうし、スポーツなどをされる場合、問題となる場合もあります。
隣接椎間の変性
これが、固定術における一番大きな問題点でしょう。腰椎が固定されて動かなくなることによって、腰の動きは、固定された隣の椎間が受け持つことになります。すると、この椎間に負担がかかるため、しばらくすると、かなりの確率で、この椎間の変性が起きてきます。そうすると、その部位で、また脊柱管の狭窄が起き、神経が圧迫されて症状が再発してしまいます。
こうなると、問題はやっかいになってきます。狭窄を起こした隣接椎間の除圧を行っても、その椎間への負担は減りませんので、しばらくすると再狭窄を起こしてくることが多いようです。解決方法として、固定を隣接椎間まで延長するということはできますが、すると更にその隣の椎間の変性を心配しなければなりません。こうなると、根本的な解決は難しくなります。
固定は元に戻せない
問題が起きたからと言って、一旦固定してしまったものは、元に戻すことはできません。ですので、固定の手術をする前には、慎重にお考えになることをお勧めします。
手術の侵襲
固定の手術は、一般的に言って、後に述べる除圧の手術より侵襲が大きいということができます。大きい皮膚切開で、筋肉の剥離も大きく、出血量も多くなるでしょう。糖尿病があったり、心臓に問題があったりした場合、手術のリスクも高くなります。ご高齢の場合にも、手術がためらわれるケースも多いかと思います。近年では、いろいろな方法で、手術の侵襲を少なくする工夫がなされてきてはいますが、まだそれほど一般的ではないかもしれません。
腰椎のすべりが強い場合や、脊椎が横方向に側湾しているような場合は、手術の侵襲は更に高くなり、神経損傷による重大な合併症のリスクも出てきます。
固定術は必要か?
このように、多くの問題のある固定術ですが、果たしてこれは本当に必要なのでしょうか?実は、これは未だに結論が出ていない問題なのです。
医学の世界では、ある薬が有効か、ある治療法が有効かを確定するためには、「無作為比較試験」というものを行う必要があります。これは、簡単にいうと、2つの等質な患者グループに対して、、片方のグループには一つの治療法、もう片方のグループには別の治療法を行ってみて、2つのグループ間の成績の違いを調べるというものです。
固定術に関しては、いままで少なくとも3つの無作為比較試験が行われていますが、結果はまちまちで、はっきりと固定術の優位性を示すに至っていません。しかも、比較の対象となったのは、椎弓切除術で、後に述べる低侵襲な除圧術ではありません。こう考えると、はっきりとした優位性の証拠がないにもかかわらず、侵襲の大きい固定術が広く行われている、というのが現状であるということができます。
低侵襲な除圧術の考え方
これに反して、低侵襲な除圧術では、次のような考え方を取ります。「圧迫されて症状を出している神経の場所を正確に突き止め、その場所を、顕微鏡手術の技術を使って、pin-pointに除圧する」というものです。次の節で、まず、正確な診断方法について述べ、その次の節で、実際の手術方法について解説します。
画像診断
通常の画像診断では不十分
一口に、腰痛や下肢痛といっても、その原因は多くの場合、腰椎での神経根の圧迫が原因です。しかし、腰椎には多くの神経が走っており、どの部位での圧迫が症状の原因なのかを突き止めるのは、実際にはそう簡単ではありません。頚椎の場合も同様です。
通常は、神経学的診察を行い、筋力低下や知覚障害、深部反射などの所見をもとにして、おおよそ何番の神経根が症状を出しているかを推定した上で、MRIを撮影し、圧迫部位を同定する、という方法をとります。
しかしながら、私の経験上、通常行われている腰椎のMRI検査では、画像があまり細かく切られておらず、微妙な神経の圧迫の状態を見るには、極めて不十分と言わざるを得ません。
Thin-slice MRI検査
そのため、私は、thin-slice MRIという特別なMRIの撮り方を工夫し、これを日常の臨床で使用しています。Thin-sliceというのは、「薄い切片」という意味です。MRIやCTというのは、コンピュータによる断層撮影、つまり、体をある面で切った断面を画像にしたものです。通常のMRI撮影では、この断面の厚みが1cm程度ですが、私はこれを1mmまで薄くたものを使用しています。こうすると、腰椎の神経1本1本を画像で追いかけていくことができて、どこに圧迫があるのかを明瞭に判断することができます。もう、15年以上、この撮影法を使い続けていますが、いまでは、このthin-slice MRIがなければ、診断は不可能と言えるくらいの状態で、この方法がもっと広まらないのが残念でなりません。
Thin-slice MRIでは、矢印に示すように、一本一本の神経を追いかけて観察することができる。
この方法は、特に、後で述べる椎間孔狭窄症の診断に有効で、私のところにいらっしゃる患者さんでも、通常のMRIでなかなか診断がつかなかったのが、thin-slice MRIを撮ると、すぐに診断がついてしまう、ということを、しばしば経験します。
低侵襲な除圧術
このようにして、病変の部位を正確に同定することができれば、次に、いかに侵襲を少なく、この部位での神経の圧迫を取り除くか、ということが問題になります。低侵襲な除圧手術には、内視鏡を用いるものと、顕微鏡を用いるものとがあります。私が行っているのは、手術用の顕微鏡を用いた低侵襲な除圧術です。詳しい手術法を解説する前に、内視鏡と顕微鏡の違いについて簡単に解説してみます。
内視鏡と顕微鏡
内視鏡と顕微鏡がどう違うのか、という質問をよく受けますが、どちらも体に対する侵襲を少なくして神経の除圧を行うという点では、変わりはありません。どちらの方法も、小さい皮膚切開で、限られた術野で神経の除圧を行います。ただ、大きな違いは、内視鏡は、単眼で、立体視ができないのに対し、顕微鏡では、複眼で術野を立体視できるので、手術操作がより確実で、安全に行うことができる、という点です。我々脳神経外科医は、脳の手術で常に顕微鏡を用いています。デリケートな脳の手術では、内視鏡を使うことはほとんどない、という点からも、顕微鏡手術の安全性が解ると思います。もう一つの違いは、顕微鏡では、後で述べる超音波骨メスを用いて、神経の近くでも安全に骨を削れるのに対し、内視鏡では高回転のドリルを使わざるを得ないという点です。以上の点から、私は、より安全な顕微鏡手術を行っています。内視鏡手術では、顕微鏡手術より小さい皮膚切開で手術ができるのが利点ではありますが、皮膚切開が2cmか5cmかで、大きな違いはないと思っています。
超音波骨メス
超音波骨メスというのは、3mm程度の幅の金属プローブの先端が超音波で振動して、骨を削除する器械で、ドリルのように回転する部分がないので、より安全に骨を削ることができます。ドリルというのは、先端が高速で回転していますので、一歩間違えると、神経などの柔らかい組織を巻き込んでしまう危険があります。その点、超音波骨メスでは、回転する部分がありませんので、そのようなことは起きません。神経の近くでも安全に骨を削っていくことができ、低侵襲の除圧術には欠かすことのできない器械です。
脊柱管狭窄症と椎間孔狭窄症
腰椎でも頚椎でも、神経の圧迫のされ方には、大きく分けて2つの種類があります。ひとつは、神経の通る本管のトンネルが狭くなる、脊柱管狭窄症と、本管から外へ出ていく穴である椎間孔のところで狭窄が起きる、椎間孔狭窄症です。高速道路に例えれば、脊柱管が本線で、椎間孔がインターチェンジという感じです。狭窄のタイプがどちらかによって、手術の方法が異なってきます。以下では、腰椎の手術に限って解説します。
脊柱管狭窄症に対する、片側進入両側除圧術
脊柱管狭窄症に対しては、以前に述べた椎弓切除術が古くから行われており、また、固定術を行う際にも、固定の前に、椎弓切除術で神経を除圧するわけですが、この方法では、術後に脊柱管の不安定性が起こりやすいということは前に述べたとおりです。これを防ぐために、骨や関節を削る範囲を最小にして、なおかつ完全な除圧を得ようという考えで開発されたのが、片側進入両側除圧術です。
図に示すように、正中にある棘突起という骨の突起を温存し、その脇に開けた小さい穴から、脊柱管を狭めている肥厚した黄色靭帯を切除し、脊柱管を広げて正常な広さに戻します。この方法で行うと、椎弓切除と違って、正中の骨と反対側の筋肉の付着部を温存できるので、術後の不安定性を防ぐことができ、すべり症や側弯症など症例でも、固定を行う必要はありません。
この方法は、顕微鏡でも内視鏡でも行われます。ただし、除圧不足に陥ることなく完全な神経の除圧を得るのは、実際には技術的に非常に難しい手術であると言えます。術者の経験が、手術の結果に大きく影響するでしょう。私自身は、この点でも、顕微鏡による手術、そして超音波骨メスを使った手術が、安全に、かつ完全な除圧を得るのに、優れた方法であると考えています。
椎間孔狭窄症に対する顕微鏡的除圧術
椎間孔狭窄症は、診断することも難しいのですが、手術で神経を除圧することも難しく、この手術は、脊椎手術の中でも最も難しい手術の一つではないかと思っています。後ろからアプローチすると、椎間孔は関節の向こう側にあり、関節を壊さずに除圧をすることが困難です。ですので、関節を切除して神経の除圧をした後、不安定性が生じるのを防ぐために固定をする、という手術がよくやられています。
しかし、関節をできるだけ削らずに、神経の除圧を行うことは可能であり、私自身は、過去20年に渡って、この手術法を研究してきました。いままでに250例以上の手術を重ね、少しずつ手術法を改良してきて、最近、術式が完成して、成績も非常に良くなっています。
図に示したように、腰部の正中から4cmほど離れた部位に、5cmの皮膚切開を置き、筋肉の間を分けて入っていって、脊柱の後外側に到達します。顕微鏡と超音波骨メスを使って、関節をできる限り温存する形で、椎間孔の天井の骨を6-7mmの幅で神経に沿って削ります。次に、神経を圧迫している靭帯を内側で切断して、神経から慎重に剥がし、きれいに切除します。これでほとんどの場合、神経の除圧が得られますが、更に確実に除圧を得るために、神経の外側にある靭帯も切除し、必要であれば、神経を下方から圧迫している椎間板の外側部も切除します。
このような神経のすぐそばでのデリケートな操作には熟練を要し、顕微鏡で得られる精密な術野と正確な手術操作が必要です。良い成績を得るためには、かなりの経験を必要としますが、幸いなことに手術後には、ほとんどの方が、手術前の辛い痛みから解放されて、日常生活を遅れるようになるのは、外科医として嬉しい限りです。
まとめ
以上、私の行っている低侵襲な脊椎の除圧術について解説しました。脊椎の病気でお悩みの方は非常に多いと思います。ひとりでも多くの方にお役に立ちたいと思っておりますので、お気軽に受診ください。
腰部脊柱管狭窄症は、薬などの温存療法、手術は、徐圧術と固定術か主流となっているみたいですが、私が医師から言われた診断は、L4とL5の潰れが酷い為に固定術になると言われてます。
右側の腰、右の臀部痛が出て、間欠性跛行が出て500m程で1回休みを入れないと続けて歩けません。
仕事も基本立ち仕事になる為に今は働く自信がありません。
周りでは、徐圧術の手術をした方は、仕事復帰出来たり、趣味であるマラソン復帰されてる方が居ますが、固定術の手術を受けた方は、正直あまり良くなったという人も居ないし、話を聞いた事がないので、私も固定術は確立された物ではないのではないかとずっと疑問に思っていましたし、医師からは、手術のタイミングは、歩けなくなったり、尿を漏らしたりするようになってからですと言われ、やはり確立されてないと感じていた所に、張漢秀先生の考え方が目に入りましたので、とても共感いたしました。私の場合も徐圧術で手術が可能でしょうか?
札幌なんですが、治療を受けたいと思っています。札幌には先生と同じ考えの先生はいらっしますかね?
長文失礼いたしました。
コメントをありがとうございました。まず、間違いなく、除圧術で対応可能と思います。札幌にも、除圧術をされる先生はいらっしゃると思いますが、特定の方をご紹介することはできかねます。他の先生の成績を知ることはできませんので。
他の記事にも書きましたように、日本脊髄外科学会のホームページで、学会認定の指導医を探すことができますので、札幌での手術をご希望でしたら、それらを用いて探して頂き、最終的には自己責任で選択いただくしかありません。
もちろん、私のところでの治療をご希望でしたら、できるだけのことをさせていだだきますが、現在、手術が、立て込んでおり、少しお待ちいただく必要があるかもしれません。
張先生はじめました。
わたしは55才男性です。
ゴルフが影響したのか不明なのですが1年程前から歩行していると10分程度で右お尻にかけて強い痛みがあり指先まで痺れてきます。
特にゴルフの後は痛みがひどくなります。
MRIをとったところL5の分離すべり症と診断され、手術(固定術)しか完治しないと告げられました。
素人ながらMRI画像では脊髄が圧迫されているようには見えないのに手術と宣告されショックでした。
そんな時、張先生のブログを拝見し、もしかしたら私の痛みや痺れは「椎間孔の狭窄」が原因ではないかと思いました。
先生に椎間孔狭窄症の手術をお願いした場合、入院期間はどの程度でしょうか?
確かに、椎間孔狭窄による症状の可能性は高いかと思います。入院期間は、10日程度だと思います。
5月19日に先生からの返信メールをいただいたのですが
サイトがわからず、最近拝見
いたしました。
両下肢痛、左臀部、左腰痛
座位、夜間痛、歩行も困難になり、L5すべり症、後側弯症があり日常生活にも支障をきたしています。
近くの整形外科で多椎間固定
する必要があると診断されました。大変体に負担のかかる
手術であり、ずっと悩んでおりました。出來れば先生の診察をお願いしたく思います。
固定手術は避けられないのでしょうか。今の状況をなんとか良くしたいです。
宜しくお願い致します。
コメントをありがとうございました。おそらく、除圧術で対応可能ではないかと思います。外来を受診してみてください。
返信有り難うございます。早速予約したいとおもいます。最新のMRIの
画像がないので、撮影も
お願いいたします。
先生のブログを拝見し、ご意見を伺いたくメール致しました。61歳男性です。30代半ばより慢性的な腰痛に悩まされておりましたが、昨年春に近所の整形外科でレントゲンを撮影した際に腰椎のL2〜L5辺りに軽度の側弯症が見られました。その時は経過観察との事だったのですが、9月頃から右臀部の痛みと右足の痺れが出る様になり、MRIを撮影し再度同じ整形外科を受診した所脊柱管狭窄症と診断され、投薬(タリージェ)とブロック注射2回、腰痛ベルトの装着により一時症状は軽減しました。ところが今年3月頃から再び立位時や歩行時の右臀部の痛みと右足の痺れが徐々に強くなり、6月に再度MRIを撮影し総合病院の脊柱外科を受診しました。その結果側弯症によりL5/S1右側に椎間孔狭窄、またL4/L5に椎間板ヘルニアがあり、それが痛みと痺れの原因との事で、症状が我慢できなくなればとの前提ですが、ヘルニアの除去と椎間孔狭窄については固定術を提案されました。今の所症状は耐えられない程ではなく、すぐに手術というのは考えていないのですが、固定術には抵抗があり悩んでいた所、妻から先生のブログを紹介され拝見した次第です。
長くなってしまい申し訳ございません。ちなみに先生のえびな脳神経クリニックでの外来診療が今月までと知り、27日に予約を入れました。その際にMRIの画像データなども見て頂き、お話を伺えればと思います。
何卒宜しくお願い致します。
了解いたしました。おそらく、除圧術で対応可能かと思います。
先生に、やっと予約出来、9/5に診察、MRI検査をして頂ける69才になりました女性です。
今の私の症状については、ご連絡させていただきましたが、今まで71日間服用していました痛み止めの「トアラセット」の副作用?なのか分かりませんが、お腹がムカムカ、不快感・・じ~っとしてられない苦しみでしたので、「カロナール」に変えて飲んでいますが
全然、効き目ゼロです!!苦しみは結局には同じです。先生からは、今は胃カメラの検査結果での処方判断ですと!!
本日、胃カメラ検査結果は「何も心配する事は無いです!!」と言われ「トアラセット」以外のお薬に代えてくださいと別の医療機関の消化器内科のわたくしの担当の言われました今、お世話になっています整形外科の先生の診察日は5日後ですので、足の痛みには耐えられないので怖いですが5日間は、トアラセットを服用したいと思います。(電話での問い合わせで、胃カメラの結果が何もなければトアラセット服用しても良いですと言われました)今の私の状況です。スミマセン・・長くなりました。
9/5、張先生のわたくしの診察結果、運よく手術していただけるとしても、順調に行っても半年後との事ですが、それまで半年間は強い副作用が怖い痛み止めと戦っていけるかが心配です!!
でもでも、是非とも張先生に手術をして頂けるように、頑張りたいと自分に言い聞かせる
一日一日です!!
(今は、骨密度が低いので治療して2か月後、TLIF固定手術と言われています!!)
どうぞ宜しくお願い致します。
コメントをありがとうございました。
手術予定が立て込んでおり、お待たせして申し訳ありませんが、できるだけのことをしてみますので、外来でご相談いたしましょう。
こんにちは。
母の件で相談させてください。
60歳の母は腰椎すべり症と診断され10年前に固定術の手術を受けました。
その後また痛みが出始め、後湾症の診断もくだり、再度固定術をしております。
しばらくは良かったものの、約1年前に固定した骨と固定した骨の間を圧迫骨折。
痛みは日に日に痛くなり、現在はほぼ寝たきりとなっています。
再度手術をしたいと本人は言ってますが、主治医の先生はレントゲン、MRIからは原因が特定できず手術はあまり推奨してません。
そこで張先生のブログを拝見し除圧手術を知りました。
先生の意向としては固定術をしなくていいとのことですが、
すでに固定術をした者も除圧手術が可能なのでしょうか?
また、骨粗鬆症もひどく腰の骨量は60を切っています。
骨や体への負担はいかがなものなのでしょうか?
ぜひ教えていただけると幸いです。
固定術を行った後の、隣接椎間の変性に対しても、多くの場合に、除圧を行って症状を改善することは可能です。
ただ、固定の影響は除圧術後も継続しますので、除圧した部位が再狭窄を起こしてくる可能性はあります。
度々除圧が必要となってくるかもということですね…
お忙しい中、ご回答ありがとうございました。
腰椎すべり症と診断されMRIでかなり難度の高い手術になると
いわれています。一か所は生まれつきのすべり症なので
3歳までに判明していれば手術で治ったと言われましたが
私は75歳女性です。後の一か所は第4と第5腰椎です。
とても複雑な手術になると言われて逡巡しています。
骨粗鬆症もあるので固定術も心配です。
現在の症状ですが痛み止めは三か月飲んでも改善されていません。
一番辛いのは夜間のトイレや朝方の起床時です。
激痛に耐えています。そして会陰部の灼熱感も出てきました。
尿は何とか出ていますが心配です。起床してから暫くすると
何とか症状は落ち着いてきますが普通の生活ではないように思っています
先生の手術はすべり症にも対応していますか?
よろしくお願い申し上げます。
実際に画像を見てみないと、何とも言えませんが、ほとんどの例で固定は必要なく、除圧術で対応できると思います。
腰椎すべり症と診断されMRIでかなり難度の高い手術になると
いわれています。一か所は生まれつきのすべり症なので
3歳までに判明していれば手術で治ったと言われましたが
私は75歳女性です。後の一か所は第4と第5腰椎です。
とても複雑な手術になると言われて逡巡しています。
骨粗鬆症もあるので固定術も心配です。
現在の症状ですが痛み止めは三か月飲んでも改善されていません。
一番辛いのは夜間のトイレや朝方の起床時です。
激痛に耐えています。そして会陰部の灼熱感も出てきました。
尿は何とか出ていますが心配です。起床してから暫くすると
何とか症状は落ち着いてきますが普通の生活ではないように思っています
先生の手術はすべり症にも対応していますか?
よろしくお願い申し上げます。
実際に画像等をみてみないと、何とも言えませんが、おそらく除圧術で対応可能で、固定の必要はないのではないかと推察いたします。
私にできることをして差し上げたいのですが、受診可能かどうかもわかりませんし、現在の手術待ち期間が長くなっているのが問題です。
主治医から L4,L5腰椎すべり症という診断をうけています。すべり度合いは ステージ2 (前屈時 10mm /全径 32mm)なので、固定術の選択肢しかないという診断を受けています。現在は 立位での 腰痛、臀部、足のしびれ等の症状が あります。また、固定術を実施した場合の 隣接椎間障害の可能性も聞いており、手術は 500m歩行が不能となった場合に実施することとなっています。しかし 就業もしており立仕事や出張の場合もあり、上記の状況となると 就業が難しい状況です。現在の不安定度でも 先生の除圧術の対象となりますか?
実際に画像を見てみなければわかりませんが、除圧で対処できないケースというのは、ほとんど無いかと思います。ステージ2でも、多くの症例で、過去に除圧で問題なく対処できています。